2003年ボルドー収穫情報
CHATEAU LAFITE ROTHSCHILD
シャトー ラフィット・ロートシルト
2003年 エリック男爵より          

  「乾燥」「熱」「早熟」。2003年の素晴らしいヴィンテージを表現する3つのキーワードです。今年の降雨量は例年のわずか3分の1でしたが、私どもの葡萄は生き残ることができたばかりか、深い根のおかげで
緑を保ち、収穫量は少ないまでも、例年に近い数字を確保することができました。
 この夏の気温は、記録上最も暑かった1893年よりも高く、ラフィットでは8月、42度を記録しました!

  収穫は、地域全体で例年より早く始まりました。リューセックでは、8月25日から辛口ワイン用の
白葡萄の収穫が始まり、9月1日にはレヴァンジル、9月5日にデュアール・ミロン、9月8日にラフィットと続き、
リューセック初の貴腐ワイン用の白葡萄は9月17日からでした。9月は晴天続きだったため、
10月1日には収穫が終わっていました。こうして、
2003年は歴史的に最も収穫の早いヴィンテージとなりました。

  葡萄は完熟しており、状態も良好で、糖度が高いにもかかわらず十分な酸味も兼ね備えていました。
最初のテイスティング結果は上々で、様々な特徴を合わせ持つ、
出来の良いワインであることがわかりました。  しかし、
果たして素晴らしいワインに成長するのでしょうか? この評価を下すには、
あと1〜2カ月待たなければなりません。
一方、今の時点で確かなのは、生産量が少ないということです。場合によっては
ごく少量になる可能性があります。

  コルビエールでは、オーシエール地区の開発が続いています。この南部の地域の天候条件は、
例年とそれほど違いはなく、9月いっぱいかけて収穫しました。近いうちにファーストリリース用ワインの
試飲が可能になり、販売も開始することができるでしょう。

  ポルトガルでは、8月の記録的な猛暑に耐えた葡萄畑から、不思議なことに、例年を少し上回る収穫が
ありました。収穫は記録的な早さで行われ、第1回の試飲は、非常に興味深い結果となりました。

  チリでは、4月の気温は例年に比べ比較的穏やかで、約1ヶ月をかけてゆっくりと葡萄の収穫をすることが
できました。収穫高を減らし、熟成期間を長くすることによって、濃度の高い、
それでいてより洗練されたワインを造ることができました。

  アルゼンチンも同様の状況でした。同国のメンドーザの中心部に
新設したボデガ(醸造所)では「カロ」を造っています。

  イタリアの「ロッカ・ディ・フラッシネロ」では、すでに60ヘクタールの植樹が完了し、初の収穫結果が、
この地域の高い潜在力を裏付けることになりそうです。現在、この場所に醸造所を建設中です。

  アメリカでは、わずかですが、高品質の葡萄が収穫されました。
「まさにこれが欲しかったのです!
    

樽で年をとっているブドウ収穫:2003

気候条件

uRainfall:

800 mmの雨は、この年(2002年10月に始まっている)にあたり、しかし、それは、年末2002で主として集中されました。

とても濡れた秋の後で、2003の始まりは、特に乾き、そして、我々は、1月から6月の終わりまで140 mmより少ない降雨を書きとめました。夏中、と例外的な温度にもかかわらず、雨が常連客と強いにわか雨でしばしば成っていた時に、捕まえられたものとして、ブドウ園は、同じだけ影響されませんでした。

u温度:

1月と2月は、比較的寒くて、そして3月により軽くなりました。

温度は、4月に低く、時々「0」に近いです。我々は霜を恐れました、しかし、運よく、5月に平熱に達するために、気候はゆっくりよくなりました。変わっている熱波は、熱が32の°Cに達しているままにして6月に着きました。

それは、7月15日にとても激しい雨とあられを伴う嵐をもたらしたとても高い熱をもつ7月に同じ状況でした。この嵐は、15パーセントの葉の成果と部分を台なしにして「Enclos」の ブドウ園に損害を与えました。

8月に、平均の熱は、特に最初である20日の間にいつもの(+5°C)伸ばしている記録的なレベル(35と40の°Cの間に)よりも高かったです。

9月に、熱は高いままでいて(28と35の°Cの間に)、しかし、それのための平均と一致するより多くは、乾燥します。空は、熟すための最もよい条件を提供して、明るく微風で、はっきりしました。

u Phenological段階:

3月6日と暖かい春で終えられた下ろすことは、3月15日にmerlots の最初の芽破裂の結果になりました。月末で、4月の初めで起こったブドウの品種が破裂させたすべてとすばらしい気候は、植物の速い発展に貢献しました。

4月中旬,それは新しい発砲成長の速度を落とした,、残りの月にある時代の寒さのほかに、熱かったです。5月の初めで、美しい気候は続けました、そして開花は、第14 ものから現れました

例外的な気候のおかげで、開花は、1週間で終っていました。しかし、植物は、単に2日前に過去10年で見られた平均と比較しました。

ブドウ園の 発展 は、6月に、と急速に決定された7月熱波で高温のために加速されました。植物は、たいがいは乾いた土(黒人の「Batailley」の 砂地、と「アン聖」)で、干ばつのため苦しみました。しかし、「Enclos」のブドウ園は、水のこの不足から、その粘土心土のおかげで反抗することができました。

最初のベリーが7月9日に色を変えましたとその中央です-"veraison"7月30日ごろに着きました、8日前に最後の10の平均と比較した年。

8月に、熱は、まだとても高く、そして、この例外的な気候に苦しんだブドウの木は、6月以来批判的な状態に今ありました。水の不足は、ブドウの木の普通の発展をやめました 。葉、房とベリーの形は、しぼみ始めました、そして、色の変更は、ゆっくり起こりました。

この状況のために、我々は、「光」野菜の収穫をしました。植物が選ばれた単に最も豊富なブドウの木、最も苦しんで、そして正確に熟すことができなかったもの。

8月中旬の2つの嵐は、ついに植物の代謝と完全に終えられた色の変更を助けました。ベリーの味見は、すばらしい香りが高い濃厚を明らかにしているmerlotsで例外的なレベルの砂糖を確認しました。

phenological段階の要約?極上の2003

Phenological段階

芽を出しかけています

3月15日

開花期の初め

5月14日

「Veraison」:色の変化

7月30日

     収穫します:

たとえ科学技術の成熟が(砂糖とすっぱいもの)、達されるようだったとしても、9月の初日、フェノールの成熟は、特に カベルネ・ソーヴィニヨンにとって(タンニン、anthocyansとflavenols)、ベストからはほど遠かったです。このブドウ変化まだ「カリカリ音がした」とブドウの実の皮は、苦いまた収れん性の感覚を与えました。

merlotについていえば、それは本来より多くのアドバンストでした。その完全な香りが高い可能性を保護するために、我々は、9月8日と13の間に彼らを選びました。

2002についていえば、9月から落ち着いた極上の気候は、単に完全でした:気候がその日で美しく、とても熱くなく、明るい風でしたそして、夜に冷えて下さい

それらすべての条件で、共に、カベルネは、9月22日に最適の条件の成熟に達するために、次第によくなりました。

収穫は、地所の歴史で最も早いブドウ収穫の今年の9月30日1に決めることで終わりました(1999で、1997、1996、1995、1990、1989、1982、1976...など1961).

初めて味がしているuは批評します:

成熟周期の間のとても冷たい気候は、ブドウの木の発達の速度を落としました。結果として、よいレベルのフェノールの成熟を得ることは、より難しかったです。

気候は、9月に我々が例外的な衛生の状況で丸いまた柔らかいタンニンを得るのを手伝いました。「壮大なワイン」のバランスは、果物の味がする口を与えます、満ちてい、肉づきがよいです。構造は、とても長い終わりで強力で、強烈です。

疑いなく、よく似た様式が1989ブドウ収穫への状態で、Latour 2003は、地所の最もよいブドウ収穫の1つになるでしょう。

訪問者様、

私は、我々が我々の2003年のブドウ収穫を世界のワイン専門家に紹介することで忙しいボルドーからちょうど帰りました。

どのくらい静かにタンニンが数ヶ月だけと比較する今日に見えるか前に、それは、私がワイン自身を再訪問して、そしてどのくらい速く彼らが樽で進化したかを確認するべき驚きでした。赤ワインに関する限り、我々は、我々のすべてを長く生きるだろうブドウ収穫を示しました、そして、しかし、さえ今日いちじるしく親しみやすいです。白についていえば、我々はこれ以上はより幸福ではありません。

過去2週にわたって我々の所有物で120瓶のそれぞれのワイン相当がそこで約1000人の人々が参加した味見に消えているのを見ることは、すこし悲痛でした。

私は、1997年以来primeurs味見のために単に居、そして、私は、ワインが前にこれらが好きなのを見たことがありません。ワイン取引でとても長く、高い経歴を持っていた多くの人々がまたこの感情を真似たことを知っていることは、慰めました。我々の2000年代は、年齢のようだったもののために同じ集中と長さしかし2003sに口蓋で届くために、まさにそのプレゼントが柔らかくと完全な創立だったにもかかわらずこれが集中したタンニン、と完全に熟している果物の加えられた電動子を持たせていました。しかし、さらにまた、あなたが楽しむだろうときに、時間は飛びます。

2003年10月1日

2003は、メドックですばらしいブドウ収穫であることが明らかになりました。長く、暖かく昼にすっかり、3度平均の季節の日平均よりも高い平均の温度をもつ8月と9月の月と降雨、提供された理想の変わっている不在は、潜在的に熟していて、健全な収穫の間適当な状態にします。

開花は、5月26日に記録されているメルロの最初のブロックとわずかに今年初めに一緒でした。5月が房である度合のcoulureを引き起こしたのと同じほど早い30度を越えている温度と結果として生じる5の損失可能性の・10%は、収穫します。
中央のveraisonは、メルロのための7月30日とカベルネ・ソーヴィニヨンのための8月1日ほど早く記録されました。5月にある被害を引き起こされた歓喜と約5パーセントしかし熱い気候の損失は、損害を与えられたベリーといかなるBotrytis脅威のでもない速いdessicationを引き起こすことに従いました。
変わっている熱は、8月と9月にベリーのdessicationと同様に、かなりの程度の天蓋の圧迫を引き起こし、しかし、これは、9月に48 mmを合計して3つの降雨によっていくぶん軽減されました。

9月12日に始められた、と9月26日に安定している速さで、と邪魔なしで継続的な収穫は、35度までの暖かい日と10-15度の新しい晩までに印をつけました。
ブドウは、よく熟させられた強烈な種によってよい生理学の成熟が明白なことを示しているすばらしい健康、と簡単に引用できる色と高い総計のphenolicsに一般にありました。早い分析で、より高く発酵が終わった後で、のようであって、すっぱいものがとげとげしい内容しかし総計のすっぱいものに少しわずかにより高いmalicをもつ普通よりも低く見えましたひとつのボルドーのかなり変わっている現象。

降雨によって提出されたいつもの挑戦、と過度な湿気なしで、2003は、我々にとってすばらしいブドウ収穫です。熟しているタンニン構造、魅力がある果物富裕とすばらしい年をとること可能性をもつ密集したワインが典型的であるべきです、2003ブドウ収穫。

2003年は質にバラツキが?


カベルネ2種、とりわけ左岸北部のカベルネ・ソーヴィニョンと右岸のカベルネ・フラン、そして早熟で糖度バッチリのソーテルヌの評価が高いのが一般的。  しかし何よりの問題は、質が非常に不均一であること。  よく出来たワインに関してのコメントや評価はワイン雑誌や馴染みの酒屋さんの
メルマガ等がそのうち教えてくれるので、そちらにお任せするとして、では、よく出来なかったシャトーワインは何がよくなかったのか?

● タンニンがガチガチ。
猛暑で糖度はグングン上がっても、過度の水分不足でタンニンの熟成がブロックされた。「酸度が下がってバランスが悪くなる!」
と糖度と酸度の様子見だけで収穫をしてしまった場合、タンニンはまだまだカタイ状態だったのだ。

● アンバランスな酸。
それほど多くないが、補酸してしまった場合。結局、酸は例年より低かったとしても、心配したほど激減はしていなかったし、醸造中に
自然補正されて、収穫したブドウよりもアルコール発酵を追えたワインの方が酸度が高くなった、という話があちこちで聞かれた。

● 単に未熟。
右岸砂地では、全く植物体系がイカレテしまい、葉は青々としているのに、ブドウには一向に養分分配が行われず、あの猛暑を経たのに、
補糖する必要があったケースさえ存在している。テロワールのポテンシャルがものを言った年とも言われる。

7月〜9月の気象条件
 

2003

例年平均*

累積温度(℃)  
Minimales
1638
1350
Maximales
2758
2339
Moyennes
2198
1844
日数                                                 
25℃以上
78
53
                                                 30℃以上
41
18
35℃以上
15
2
日照時間
  
860
702
降雨量 (mm)
  
174
167
降雨のあった日数
0,5 mm以上
21
27
 
10 mm以上
7
5

*値は1973-2002の平均


赤ブドウの構成要素比較

日付

100 粒の実の重量(g)

酸度
(g/l,H2SO4/l)

糖度
(g/l)

推定アルコール度
(18 g = 1% vol)

メルロー

2003

1999

1997

1990

1989

09/05

09/17

09/12

09/20

09/12

145

153

189

142

145

2,5

3,1

3,6

3,2

3,4

238

222

199

220

231

13,2

12,3

11,0

12,2

12,8

カベルネ・ソーヴィニョン

2003

1999

1997

1990

1989

09/15

09/20

09/15

09/28

09/17

118

136

159

113

118

3,3

3,6

4,3

3,7

4,5

222

202

190

199

208

12,3

11,2

10,6

11,0

11,6

資料;ボルドー大学醸造学部、ガンベルト教授、リベローガイヨン教授作成

2003年のヨーロッパ全体が 誰も体験したことが無い 異常な気候を体験しました

6月から3ケ月間 雨が全然降らず  加えてシャンパーニュやボージョレ等に
7月末に ピンポン玉くらいの雹が、40分も降り続き
前後して 強風が 丸2日葡萄畑を襲いかかった
8月初旬から2週間は、40℃を越える猛暑が襲った、

これらの天候により ブドウの房は落ちたり、
ミイラ状になったり それはひどい減収になった

ちなみに この猛暑の為に日が昇る6時半から収穫を始め 
昼の1時頃には終える、異例な収穫時間だったようです 
今年は8月18日から29日までで、収穫は終えました
昨年より3週間も早い 収穫時期でした。


今年(2003)の ボージョレ・ヌーヴォーの試飲レポートです。
色は濃く、熟した赤い実の香味が高い、タンニンが纏まって素晴らしい
厚みがあり まろやかで飲みやすく それでいて軽くなく 凝縮感がグッと迫る
あたかも、極上のココアが舌の上で解けるような感触がある


猛暑で質は優秀、だが、収穫量は例年の半分 
昨年との同量は出荷出来そうも無いと、ミシェル・ジュィヤール氏は 言ったが

サンタムールの古木のワインを混ぜてヌーヴォーを出してくれる模様

これは例外中の例外ですが 来年に 03年のヌーヴォーが良かったは
と、言われるのが心配ですが。

 
今年もボージョレーはグレートです!
シュヴァリエ社長のコメント  2003/10/10/
今年の全体のボ−ジョレ−・ヌ−ヴォ−の概況をお知らせします。

  現地では猛暑と極端に少ない雨量に、葡萄の作柄は大きな影響を受けました。

  葡萄の粒が小さく、皮が厚くなったため 収穫量は昨年に比べ激減しました。
  そのため、生産量も大幅に減少することになります。

  粒が小さいことは 果汁が凝縮していることを意味しますし 皮が厚いため色も濃くなるでしょう。
優れたドメ−ヌは 傑出した高品質のワインを造るでしょう。
  
  反面 驚く程安い価格で供給されるネゴシアンのものもあるでしょう。
  これには注意されたほうが良いとしか私どもでは言えません。
  (あまりお話したくない内容ですので)

  どこよりもおいしいボ−ジョレ−・ヌ−ヴォ−をお届けする……
  
2003/08/30
今年の収穫は何処も早いらしい
 ご存じのように、今年のフランスはグレートヴィンテージの予感大!
 この夏の猛暑でどこの地方も例年よりだいぶ早く葡萄の収穫を行います

ボーショレの白葡萄は 8月10日前後より 
ヌーヴォー用のガメ葡萄は 8月20日より収穫を 始めました
 どんなにすごいワインが 出来るか 今から楽しみです

 尚、ボルドーの赤ワイン用葡萄の収穫は9月第1週からとの情報です
 こちらも異常に早い収穫となっています

 またブルゴーニュではすでにピノノワールの収穫が始まりましたが、
 180年ぶりという早い収穫となっています
 先日、9月第1週とお伝えしたヴォギュエも更に収穫が早まり、
8月23日から収穫を開始いたしました

 ほとんどのドメーヌが収穫を始める中、まだヴァカンスに行っていて
 帰ってきていないとか、収穫のお手伝いをしてくれる人が
ヴァカンスに行っているなんて フランス的な話も入ってきています

 とにかくヨーロッパ中が猛暑に見舞われた2003年、
葡萄は糖度も上がり素晴らしい状態です
 今から2003年用にお金を貯める必要がありそうです 03.08.29
<1>オー・ブリオン収穫状況続報
 
 13日に白ブドウの収穫が始まったとお伝えした、
ボルドーのシャトー・オー・ブリオン。公式ホームページに早くも近況がアップされている。
 それによれば、8月上旬にボルドーの気象台は気温40度を超える日を4日も記録。
最高気温は8月5日の40.7度! 15日間の平均気温は29度に達した。
 そして8月13日、110年ぶりの早い収穫日を迎えたのだが、日中の暑さを避け
るため、未明に摘み取りを行い、冷蔵装置のついたトラックでブドウを畑からシャトーへと運んだという。
 8月19日にシャトー・ラヴィル・オー・ブリオンのセミヨンを摘み終え、
シャトー・ラ・ミション・オー・ブリオンでメルロの収穫が始まった。これまた記録的な早さ。

<2>ラ・ミション・オー・ブリオンのラベルが変わった?
すでに2000年ヴィンテージのラ・ミション・オー・ブリオンをお持ちの方。
ラベルをじっと見つめて欲しい。じつはこのヴィンテージからラベルが変更されてるのだ。
 世界中にあふれるニセワインの驚異に対抗して、ラ・ミション・オー・ブリオンは
このヴィンテージから新しいラベルを採用。一見、従来のラベルと変わらないようだが、
ユーロ札を手がけたアルジョ・ウイギンズ・セキュリティー社に依頼し、
この紙にはニセラベル封じの安全対策が施されている。その内容は一般に公開されていないが、
ある特殊なレーザー光線を当てると、透かし絵が浮き上がるとか、そういうものだろうか?
 またこの年からラ・ミション・オー・ブリオン、オー・ブリオンともに、
キャップシールの色がゴールドからピンキッシュクロームに変更されている。

<3>ボージョレでは収穫人が見つからず。
ほぼ収穫を終えようというボージョレだが、今年は収穫人の確保に頭を悩ませたようだ。
というのも、8月というのはフランスではバカンスの季節。学生も旅行に出ていない。
 リヨン市の季節就労の広告ページを見ると、「収穫人求む」の記事がずらずらと並んでいる。
「緊急! 収穫人求む。宿・飯付き、1日40ユーロ」さあ、あなたはどうする?
柳忠之の「ワインHOTジャーナル」  2003/08/28/
2003年収穫情報
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
----------------------------------------------------------------------
ボージョレー・ヌーヴォー:並外れて素晴らしい2003年
  (ボージョレーワイン委員会)
Beaujolais Nouveau, millesime 2003: une annee d’exception!(U.I.V.B.)
----------------------------------------------------------------------
2003年は記録に残る年である。収穫公示は大方の予想を15日以上も上回り、
8月14日となった。1893年に8月25日に収穫が始まったという記録があるが、そ
れ以来の早さである。さらに特例措置により、最も早熟の区画では8月10日から
収穫が始まった。量が少なかったので、
8月末までにはすべての収穫が終了するという、いまだかつてない事態であった。

12アペラシオン合計の2003年の収穫量は約800,000hlで、例年(1,300,000hl)より
40%減となった。収穫量を抑えようという生産者の努力に加え、春の霜、5月の
激しい風、旱魃、酷暑といった特筆すべき気候条件が重なったためである。
1〜8月の日照量は例年より300時間多く、合計気温は倍となった。酷暑と豊富
な日照、少ない収穫量、この3点が2003年の特徴である。 

2003年のボージョレー・ヌーヴォーは、深いガーネット色できれいな紫色の
ニュアンスを伴う。香りは特に強く複雑。よく熟した小さな赤い果実、たとえば
イチゴやキイチゴのコンポートを感じる。この強い果実の香りは、1978年を
彷彿とさせる。またテロワールと結びついたニュアンスも感じられる。
ボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーはカシスやブラックベリーなどの
小さな黒い果実がより強く感じられ、スパイスの要素も伴う。この果実の香りに加えて、
ボージョレーならすみれの花の香り、ボージョレー・ヴィラージュならアイリスの香りが
感じられる。ボージョレー・ヌーヴォーにしてはまれにみる香りである。

やさしいアタック。味わいはやわらかく丸みがある。酸が少ないのが特徴。
飲み込んだ直後の味わいは豊かでコクがある。余韻の長さは2003年のひとつの
特徴である。次第に開いていくバランスの取れたワイン。後味はとても表情豊か。
熟成させると良くなる。まぎれもなく「偉大なヌーヴォー」である。
(ボージョレーワイン委員会より)

 ------------------------------------------------------------------

ヴィンテージ2003:ボージョレー (ボージョレーワイン委員会)  
Presentation du millesime 2003(U.I.V.B.)
----------------------------------------------------------------------
2003年は桁外れであったことで、記憶に残るものとなるであろう。
生産者の記憶に残るのはまず、収穫が8月14日に始まるなどあらゆる面で早熟
であったことである。さらに糖度の高さ、ポリフェノール類の水準の高さなど
もある。また、収穫量は前年を40%下回る85万hlと、1975年以来最も少ない量
となった。ぶどうの異例の品質のため、生産者の技量が必要とされ、8月末と9
月初めの酷暑の影響で、醸造は複雑なものとなった。

ボージョレー・ヌーヴォーはとても素晴らしかったが、ボージョレー、ボージ
ョレー・ヴィラージュ、そして長熟向けの10のクリュ・デュ・ボージョレーも
また素晴らしい。疑いようもなく、記憶に残るヴィンテージである。

シルーブル
赤すぐりや、花(ボタン、アイリス)の香りにほのかにミネラルを感じる。
ほど良いボリュームのある味わい。タンニンは凝縮していてやわらかい。フレ
ッシュな果実のアロマが後味まで残る。肉付きがよく、がっしりとしたヴィンテージ。2年以内が飲み頃。

ブルイィ
赤紫色がかった紫色。砂糖漬けにしたブラックベリーやいちごの香りは、凝縮
していることを思わせる。なめらかな飲み口で、次第に、有望な将来を感じさ
せる引き締まったタンニンが現われる。後味にはブラックチェリーを感じる。
丸みがあり率直なワインだが、ほど良い豊かさを予測させる。

ジュリエナス
紫がかったルビー色。香りには、コショウ、凝縮した小さな果実。かすかな植
物的な香りのために、ブラックチェリーや、赤すぐりのゼリーなど、とても面白い個性を感じる。
率直でボリュームを感じる味わい。渇きをいやしてくれる活力がある。チェリ
ーやいちごのアロマが、このワインを食事に合う強いワインに仕上げている。
現在は、焼いた肉に合うが、熟成後はジビエにも合うであろう。

フルーリー
濃い色合いは、ワインが凝縮していることを感じさせる。
香りには、スパイス、とても熟した洋ナシ、プラムを感じ、いろいろなアロマの広がりを予感させる。
丸みのある味わいで、アルコールの熱さを感じる。良質のしっかりしたタンニ
ンを伴い、強さの中にもバランスが取れている。3〜5年の熟成が可能。

モルゴン
深みがあり濃い色合い。2003年のモルゴンはアペラシオンの持つ個性を見事に
表現している。グリオット(サクランボの一種)やかすかな樹脂の香り。この野
性的な面と凝縮していることから、今から素晴らしい将来を感じさせる。がっ
しりとした構造の味わいで、しっかりして、繊細な粒子が詰まったタンニンの
おかげで、長期熟成向き。後味は長く、キルシュを思わせる。リッチなワインとなるであろう。

ムーラン・ナ・ヴァン
濃い紫色。ヒマラヤスギ、ローズマリー、ニワトコ、熱い石、甘草などの豊か
な香り。空気に触れると、このような高貴な香りがさまざまに変化し、バルサ
ミコや焦臭のような香りをより感じる。たっぷりとした味わいであることは疑
いようもない。濃密ななめらかさがあり、芳醇さの中に多量の上質のタンニン
を感じる。樽熟成で、より複雑なものとなるであろう。タンニンが落ち着くのに5〜6年の熟成が必要。

サンタムール
ほど良い濃さのスミレ色がかった紫色。砂糖漬けのフルーツの香りが中心だが、
さらにエキゾチックな花、黒い果実、新鮮なイチジクを感じる。口に入れた時
から強さと幅を感じ、それがだんだん大きくなり、堂々とした、信頼のおける
ワインとなる。コショウをきかせた鹿のモモ肉などと合う。

シェナス
際立って濃い色合い。自然で微妙な香り。ガリッグ(地中海沿岸地方の潅木林)、
グリオット、ボタンやアイリスの花、そしてかすかに蜂蝋を感じる。タンニン
が他のものとよく調和し、心地よい味わい。静かな力と繊細なタンニンが、ワ
インの魅力的なアロマの中で結びついている。

コート・ド・ブルイィ
輝きと艶のある色。香りは甘いスパイスから始まり、カシスの芽、甘草、スミ
レなど、豊かで複雑。はっきりとしていて豊かであることが特徴。絹のような
タンニンと気品のある、オイリーななめらかさが良く調和していて、豊かな味
わい。後味にイチゴの感じがあるが、このおかげで食事に良く合う。

レニエ
スミレ色がかった、きれいで輝きのあるルビー色。ブラックベリー、モモ、
木イチゴ、カシスといった果実がはっきりと香りに現われる。丸みがありフレ
ッシュな味わいで、活力があり、まさにワインらしい。後味に、このワインの
しっかりとした構造を感じる。厚切り牛肉のグリルなどに良い。
(2004年3月5日付、U.I.V.B.ウェブサイトより)
 パーティの ご案内